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  1. C0902 日本常民文化研究所 国際常民文化研究機構
  2. 03 紀要論文
  3. 01 年報(国際常民文化研究機構)
  4. 0050 第5号

極北でのウミアック造り

http://hdl.handle.net/10487/12922
http://hdl.handle.net/10487/12922
d3a5f649-c28e-4e94-9d54-74f1f0eeefcb
名前 / ファイル ライセンス アクション
13 国際常民文化研究機構年報5.pdf 13 国際常民文化研究機構年報5.pdf (3.2 MB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2015-07-22
タイトル
タイトル 極北でのウミアック造り
言語
言語 jpn
キーワード
主題Scheme Other
主題 ウミアック
キーワード
主題Scheme Other
主題 Umiaq
キーワード
主題Scheme Other
主題 大型の革張り舟
キーワード
主題Scheme Other
主題 女舟
キーワード
主題Scheme Other
主題 狩猟用ウミアック
キーワード
主題Scheme Other
主題 交易用ウミアック
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
著者 洲澤, 育範

× 洲澤, 育範

WEKO 28169

洲澤, 育範

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Suzawa, Ikunori

× Suzawa, Ikunori

WEKO 28170

Suzawa, Ikunori

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 「ウミアック=Umiaq(写真1・写真奥のマストがある舟)」とは、極北地方の先住民・イヌイットやエスキモー(1)が、木などで骨格を組み、外側をアゴヒゲアザラシやセイウチなどの海獣の革で覆って造る“デッキがなく、5人~20人ほど乗れる、大型の革張り舟”のことだ。 極北地方の伝統的な“革張り舟”について語るとき、主に取りあげられるのは「カヤック=Qayaq(写真1・写真手前のコックピットが2つある舟)」“デッキがあり、1人~ 5人乗れる小型の革張り舟”であり、ウミアックについては補足程度の解説が大部分である。しかしカヤックには“男舟”、ウミアックには“女舟”の意味合いをもつ地域もある。また、両舟が“男と女”“夫婦”のごとく存在することにより、彼らの暮らしが成り立った地域もある。 解氷する初夏、ウミアックで家族・親族、犬、家財道具、カヤックなどを乗せて猟場を求めてキャンプ地へと旅をする。猟のときはカヤックで仕留めた獲物をウミアックで運んだり、それらから仕立てた毛皮などを交易品として運んだり、母船のような働きをはたす。あるいは鯨やセイウチ猟に“ハンティング・ボート”としてウミアックは用いられた。 資料として紹介する“Comparative Eskimo Dictionary”(写真2)の表紙の言語地図がウミアックとカヤックが存在した範囲をしめしており、極東ロシアのチュコート半島付近からベーリング海峡、アラスカ、カナダ北部、グリーンランドにおよぶ。 2014年現在、ウミアックが使われる地域は極めて限られている。アラスカ北極圏のポイントホープやポイントバローでの、早春の解氷期に行われるクジラやアザラシの猟の時だけだ。十数年前までは、ベーリング海のセントローレンス島、ロシアのチュコート半島などで使われていた。2年に1回コッツビューで開かれる交易会には、チュコート半島から交易品を積んだウミアックが訪れていた。 21世紀になり、ウミアックは、かろうじて極北の暮らしのなかにその姿を留めているにすぎない。 さて、2011年、アラスカ北極圏のイヌピアック= Iñupiaq の村・ヌールビク= Nuurvikに暮らす友人から、家族も増え大型の舟が欲しいのでウミアックを造りたい、と連絡があった。この村でウミアックを造るのは50~60年ぶりのことらしく、筆者は手伝いを依頼された(参考映像・ウミアックが使われなくなった当時のヌールビク近辺の様子。ウェブサイトYou TubeよりFriskvideos “Eskimo Villiage 1950’s” http: //youtu.be/c_qvjqIG_xs 閲覧日:2014年9月8日)。 2012年厳冬の1月から2月、極夜の1ヵ月をイヌピアックの家族と生活を共にし、カリブーを食べ、麝香(じゃこう)牛を食べ、唐檜(とうひ)の皮をむきウミアックを造った。 極北の伝統的な舟造り技術の根幹は水にあった。水の惑星地球。この星には気体の水=水蒸気、液体の水、固体の水=氷が存在する。水の特質を存分に活かし木を割り、毛皮を仕立て、革を鞣(なめ)す。 観測史上2番目の厳冬で気温が−50℃になる日もあり、思うように野外での作業ができなかったが、ウミアック造りの過程をここに報告する。 尚、研究者以外の方々に、広くご覧いただきたいので、写真やインターネット上の映像や情報を多用した構成にしたことを付け加えておく。 本稿の構成は以下の通りである。
1 .はじめに
 1 )カヤックとウミアック・2 種類の革張り舟
 2 )ウミアックの分類
 3 )調査地 ヌールビクについて
 4 )調査協力者 Edward “Chip” & Agnes Hailstone
2 .ウミアック制作のための材料
 1 )船体骨組み 木材 流木と立木
 2 )船体外殻 アゴヒゲアザラシとセイウチの革 
 3 )結ぶ紐と縫う糸
3 .ウミアック制作のための材料の加工
 1 )アザラシ皮・革の加工 
 2 )ウミアックの骨組みを結び、外殻の革を張る、アザラシ紐の加工
 3 )ウミアックの革を縫う糸=シニューの加工
 4 )木材 唐檜の加工
4 .ウミアック制作
 1)ウミアック骨組みの写真と図
 2 )ウミアック制作方法
5 .ウミアックを使った鯨猟の現場から
  ~アラスカ・ポイントホープより~
  高沢進吾氏のレポート
 1 )ウミアックについて 高沢進吾
 2 )高沢進吾氏と筆者の一問一答
6 .終わりに
 1 )舟の系譜について
 2 )博物館、資料館で撮影したウミアックに関する写真
内容記述
内容記述タイプ Other
内容記述 調査報告
書誌情報 神奈川大学 国際常民文化研究機構 年報

巻 5, p. 163-194, 発行日 2015-01-31
ISSN
収録物識別子タイプ ISSN
収録物識別子 2185-3339
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
その他の言語のタイトル
その他のタイトル Building a Umiaq in the Arctic Region
出版者
出版者 神奈川大学 国際常民文化研究機構
資源タイプ
内容記述タイプ Other
内容記述 Article
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Ver.1 2023-05-15 13:50:08.565426
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