ログイン
言語:

WEKO3

  • トップ
  • ランキング
To
lat lon distance
To

Field does not validate



インデックスリンク

インデックスツリー

メールアドレスを入力してください。

WEKO

One fine body…

WEKO

One fine body…

アイテム

  1. C0900 日本常民文化研究所
  2. 06 図書
  3. 05 神奈川大学日本常民文化研究所調査報告
  4. 0290 第29集(熊野水軍小山家文書の総合的研究)

「色川文書」所収の忠義王文書に関する一考察 -受容過程を中心に-

http://hdl.handle.net/10487/00017243
http://hdl.handle.net/10487/00017243
47b61321-9874-42f1-8874-c8e32460bbae
名前 / ファイル ライセンス アクション
08 08 「色川文書」所収の忠義王文書に関する一考察 -受容過程を中心に- (1.6 MB)
Item type 図書 / Book(1)
公開日 2021-09-13
タイトル
タイトル 「色川文書」所収の忠義王文書に関する一考察 -受容過程を中心に-
タイトル
タイトル A Note on Documents of Prince Tadayoshi in Irokawa Collection
言語 en
言語
言語 jpn
キーワード
主題Scheme Other
主題 後南朝
キーワード
主題Scheme Other
主題 古文書
キーワード
主題Scheme Other
主題 由緒書
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_2f33
資源タイプ book
著者 呉座, 勇一

× 呉座, 勇一

呉座, 勇一

Search repository
抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 色川文書は、那智山西方の山間部の色川郷(現在の和歌山県那智勝浦町色川地区)を拠点とした熊野水軍色川氏に関わる計八通の文書群である。近代から現代にかけて、色川文書の中で最も注目されてきたのは、忠義王発給文書である。忠義王は長禄の変によって吉野で命を落とした南朝の末裔とみなされ、彼の発給文書は貴重・稀少な後南朝文書として関心を集めてきた。一方で同文書は、様式の不自然さから、後世の偽作ではないかと疑われてもきた。本稿では、真偽に関する議論には深入りせず、同文書が近世の地域社会においてどのように受容されたか、また近世の後南朝史研究でいかに扱われたかを解明した。 同文書を後世の偽作と仮定すると、その作成者は忠義王を長禄の変の被害者と認識していなかったと考えられる。後南朝の嫡流とされる自天王の文書ではなく、彼の弟とされる忠義王の文書が作られた不自然さは、文書作成時には忠義王が弟宮と位置づけられていなかったと想定することで解消される。 また奥吉野には南朝関連史跡は存在したが、江戸前期には後南朝関連史跡は未成立で、忠義王の名を知る人もいなかった。吉野に忠義王文書が残っていないのは、このためである。 ところが『大日本史』編纂のための水戸藩の史料採訪が、熊野に残る忠義王文書と、かつて吉野で起こった長禄の変を結びつけた。吉野郡川上郷では自天王・忠義王の位牌が作られ、長禄の変で命を落とした二皇子として両人の名前が川上郷で浸透していく。南朝関連史跡は後南朝関連史跡へと改変された。川上郷が両人に関わる由緒書や旧記を多数作成して先祖の後南朝への忠節を喧伝した結果、後南朝伝説は外部に拡散されていった。これらの伝説は国学者が編んだ後南朝史に採り入れられることで信頼性と権威を獲得し、近代以降の後南朝研究の前提となった。
書誌情報 神奈川大学日本常民文化研究所調査報告
en : Maritime History of Kumano : A Comprehensive Study of Koyama Family Papers

巻 29, p. 115-129, 発行日 2021-03-26
ISBN
関連タイプ isIdenticalTo
識別子タイプ ISBN
関連識別子 978-4-908053-18-4
書誌レコードID
関連タイプ isIdenticalTo
識別子タイプ NCID
関連識別子 BC06727688
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
その他の言語のタイトル
その他のタイトル A Note on Documents of Prince Tadayoshi in Irokawa Collection
出版者
出版者 神奈川大学日本常民文化研究所
出版者
出版者 Institute for the Study of Japanese Folk Culture, Kanagawa University
資源タイプ
内容記述タイプ Other
内容記述 Book
戻る
0
views
See details
Views

Versions

Ver.1 2023-05-15 13:51:14.119597
Show All versions

Share

Mendeley Twitter Facebook Print Addthis

Cite as

エクスポート

OAI-PMH
  • OAI-PMH JPCOAR 2.0
  • OAI-PMH JPCOAR 1.0
  • OAI-PMH DublinCore
  • OAI-PMH DDI
Other Formats
  • JSON
  • BIBTEX

Confirm


Powered by WEKO3


Powered by WEKO3