@book{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00009651, author = {後藤, 明 and Goto, Akira}, month = {Mar}, note = {本稿は環太平洋の熱帯・亜熱帯域を中心に伝統的な舟の船殻形成について概観するものである。原初的な舟としては(1)筏と葦舟(raft and reed boat)、(2)皮舟ないし獣皮舟(skin boat)、(3)樹皮舟(bark boat)、および(4)刳り舟(dugout canoe)の4系統が考えられる。まず西村真次にそって古代日本にも丸木舟以外に多様な舟の船殻形成法があったことを指摘する。そして比較の視野を広げ、環太平洋地域熱帯・亜熱帯部における伝統的な船について文献、博物館資料および現地調査に基づき報告する。対象としたのは、オ ーストラリアと南米における樹皮舟、南米の葦舟、そして東南アジア・オセアニアおよび南米の筏である。そして最後にコンチキ号以来の復元船による航海実験にもふれ、近年発見が増加している琉球列島の旧石器文化を残した人類は、どのような船を使って琉球列島あるいは日本列島に海を渡ってきたかについて考察する。, Article}, publisher = {神奈川大学 国際常民文化研究機構}, title = {10 環太平洋海域の原初的造船技術について -熱帯・亜熱帯域における船殻形成の概観-}, volume = {5}, year = {2014} }