@book{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00009620, author = {何, 彬 and He, Bin}, month = {Mar}, note = {中国において首都北京に次ぐ大都市の上海市では、伝統的な土葬という埋葬の慣習から火葬法の遺体処理法へ、そして遺骨を収納する方法までの死後慣習をめぐるこの数十年の変化はすさまじいものである。筆者は、上海市における遺体の収納法・葬法の変化による墓・墓地の変遷を対象に、2005 年以来調査を行った。「東アジアの民具・物質文化からみた比較文化史」研究班のメンバーとして、2010 年3 月、2011 年3 月と2011 年11 月に 三回にわたって、葬儀場や霊園を数多く調査した。 本文では、上海市の公墓の歴史的変遷と現状を記述した上、葬法による分類、立地点による分類、集まり方と特殊なメンバーで構成する墓地の分類と経済の角度からの分類を基準に、現代都市上海の墓の種類をA ~ E に分類した。さらにA に2 タイプ、B に3 タイプ、C に3 タイプ、D に2 タイプ、およびE に2 タイプのように、さらに細かく分類して記述した。 本稿では、上海の墓地をめぐる調査を通して得られた資料を整理した結果として、初歩的な印象ではあるが、上海の墓、墓地の変容の原因はまず、精神的原因・物質的原因・制度的な原因の三つを挙げることができると指摘した。上海市の霊園や墓地に関する詳細な記載はいままでなかったが、本文の分類および上海市の墓、遺骨収納場所の変容・変化の分析は、今後大都市上海の、さらなる研究および比較研究の土台になる。, Article}, publisher = {神奈川大学 国際常民文化研究機構}, title = {10 上海の墓}, year = {2013} }