@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00007461, author = {野宮, 健司 and 田中, 和義 and Nomiya, Kenji}, journal = {年報}, month = {Mar}, note = {本研究では銀(I)-酸素結合をもつ水溶性銀(I)錯体として,グリシン,アスパラギン酸,アスパラギン,ヒスチジン,アラニンなどS原子を含まないアミノ酸によるいくつかの銀(I)錯体を合成した。単結晶X線構造解析,固体^<13>Cおよび^<15>N NMR,水溶液中の^1H, ^<13>C NMRなどにより固体状態の構造と溶液中の構造の違いを明らかにした。銀原子の配位様式からアミノ酸銀錯体は4つのタイプ(Ag-O結合だけからなる錯体,O-Ag-OとN-Ag-N結合の両方を含む錯体,O-Ag-N結合からなる錯体,Ag-N結合だけからなる錯体)に分類できるが,本研究ではそれらを全て構造解析することができた。これらのアミノ酸銀(I)錯体はいずれも広いスペクトルの優れた抗菌抗力ビ活性を示した。構造と抗菌活性の相関について考察した。いくつかの銀(I)錯体について配位子交換性を調べた。関連する銀(I)錯体として,必ずしも水溶性ではないが,チオール基配位子による種々の銀錯体,複素環窒素配位子による種々の銀錯体,ヒノキチオール銀錯体,銀-酸素結合を有する種々の銀錯体などを合成し,それらの構造,抗菌活性を調べた。銀(I)錯体の抗菌活性のスペクトルは銀(I)錯体の配位子交換性と密接に関係していることを明らかにした。}, title = {<所内学術研究成果報告>H. <抗菌抗力ビ活性を有する水溶性銀 (I) 錯体の合成>}, volume = {2001}, year = {2002} }