@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00007453, author = {井上, 和仁 and Inoue, Kazuhito}, journal = {年報}, month = {Mar}, note = {カロテノイドは自然界に最も広く存在する色素で,生体内で重要な生理的役割を果たしている。本研究は, 新規のカロテノイドを探索し, その合成系を明らかにすることを目的とした。本年度は, 昨年度に引き続き, グラム陽性菌に属する光合成細菌ヘリオバクテリアが合成するC30カロテノイド, 4,4'-Diaponeurosporeneの合成系ので,ファルネシルピロリン酸の縮合に関与する酵素Dehydrosqualene synthaseの遺伝子crtMの単離を目指した。ヘリオバクテリアでは, 2分子のファルネシルピロリン酸(C15)が縮合してデヒドロスクアレン(4,4'-Diapophytoene, C30)が合成され,さらに脱水素されて4,4'-Diaponeurosporeneが合成される(図1)。[figure]これまでの研究で,ヘリオバクテリアから4,4'-Diapophytoeneの合成に関与するDiapophytoene desaturaseの遺伝子crtNを単離した。さらに, crtNをプラスミドに導入してpHSG398 : : crtNを作製し大腸菌株に形質転換した。形質転換された大腸菌とH. mobilisの染色体DNAライブラリーを含む大腸菌を接合させ,大腸菌株内で4,4'-Diaponeurosporeneが合成されるかどうか調べた。培養条件や接合条件を変え, 大腸菌内で4,4'-Diaponeurosporeneが合成されるかどうか, 培養条件や接合条件を詳しく検討した。しかし, これまでのところ4,4'-Diaponeurosporeneを合成し黄色がかった大腸菌は得られていない。}, title = {<所内学術研究成果報告>D-1. 新規カロテノイドの探索(D. 健康に関する科学的研究)}, volume = {2001}, year = {2002} }