@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00007432, author = {寺本, 俊彦 and 井上, 和仁 and Teramoto, Toshihiko and Inoue, Kazuhito}, journal = {年報}, month = {Mar}, note = {カロテノイドは自然界に最も広く存在する色素で,生体内で重要な生理的役割を果たしている。グラム陽性菌に属する光合成細菌ヘリオバクテリアは2分子のファルネシルピロリン酸(C15)が縮合したデヒドロスクアレン(4,4'-Diapophytoene, C30)が,脱水素された4,4'-Diaponeurosporeneを主要なカロテノイドとして持つ。この脱水素に関与するDiapophytoene desaturase の遺伝子crtNをヘリオバクテリアHeliobacillus mobilisの染色体DNAライブラリーより単離した(1998年度総合理学研究所年報)。今年度は,C30カロテノイドの合成系で,ファルネシルピロリン酸の縮合に関与するするDehydrosqualene synthaseの遺伝子crtMの単離を目指した(図1)。まず,H. mobilisの染色体DNAを鋳型にし,crtNをPCRにより増幅した。これをクロラムフェニコール耐性遺伝子を含むプラスミドpHSG398にクローニングし,pHSG398 : : crtNを作製した。この系を使って,pHSG398 : : crtNを含む大腸菌株に,H. mobilisの染色体DNAライブラリーを含む大腸菌を接合させ,クロラムフェニコールとカナマイシンを含む培地にひろげ,ライブラリーDNAが導入されたpHSG398 : : crtNを含む大腸菌株を選抜した。crtMを含むライブラリーDNAが導入されれば,大腸菌株内で4,4'-Diaponeurosporeneが合成され,細胞株は黄色を帯びると予想される。現在,選抜された大腸菌株の培養条件を変え,4,4'-Diaponeurosporeneが大腸菌内で合成されている株の選抜条件を検討している。}, title = {<所内学術研究成果報告>J-1. 新規カロテノイドの探索(J. 健康に関する科学的研究)}, volume = {2000}, year = {2001} }