@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00007350, author = {藤原, 鎮男}, journal = {年報}, month = {Mar}, note = {「夢」という題で最初の本を書いた科学者はケプラー(1571-1630)のようである。彼は惑星の位置の精密解析でニュートンの万有引力発見の基礎をつくった。その彼は晩年、神の世界、すなわち神秘の世界と人間の世界の一体化を考えて、「夢」という題でこの著作をしたのではないかと思う。敢えて推察が許されるなら、彼は、我々人間を、<未知の世界と既知の世界の二つの世界の上に立って知の発展をはかる存在>と認識したのではなかろうか。それは、経験による知をまとめ、同時に、未来の知の開拓を我々の使命に課すのである。その作業を営む"場"が大学であると今日は定義し、わが理学部10年を考え、未来を開拓する夢を画がいて見たい。神奈川大学が、60周年記念事業として平塚キャンバスを建設したのは、かまえた言い方をすれば、この"場"つくりだったと言えよう。ただし、実際上は、もっと卑近な具体的理念に立っていたことはもちろんである。}, pages = {v--viii}, title = {夢}, volume = {'98}, year = {1999} }