@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00006284, author = {西野, 清治 and Nishino, Seiji}, journal = {神奈川大学言語研究}, month = {Mar}, note = {フランス語では,目的語は本来動詞の後に位置する。しかし,フランス語の否定辞rienが他動詞の目的語であるとき,動詞が過去分詞になっていると,rienはその過去分詞の後ではなく,前に置かれる。このとかのrienは名詞ではなく,副詞的なものとしてとらえられるかもしれないが,そのような見方にはいくつかの不都合な点がともなう。我々は,複合時制などにおいて過去分詞の直前に置かれるrienは,その過去分詞の目的語であり,目的語の本来の位置から過去分詞の前に移動してきたと仮定する。移動の理由は,rienが,無標の場合には,強勢が置かれにくいという特徴を持ち,そしてこの特徴は形態的なものであり,この形態的な特徴がrienの移動の原因となっていると仮定する。このように考えることで,rienが過去分詞の前に現われることが,極小主義の考え方に沿って説明されうるということを示す。, Departmental Bulletin Paper}, pages = {43--58}, title = {フランス語の否定辞rienの移動について}, volume = {25}, year = {2003} }