@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00005732, author = {高柿, 健 and Takagaki, Ken}, journal = {国際経営フォーラム}, month = {Dec}, note = {競争逆転戦略として、弱者の戦略と呼ばれるリデルハートの「間接的アプローチ」を取り上げた。本稿での間接的アプローチは事前の「意図的な間接的アプローチ」と事後の意図せざる結果を利用する「結果的な間接的アプローチ」の両方を含む戦略概念として定義した。 意図的な間接的アプローチでは、いかに良好なプリンシパル・エージェント関係を構築するかが課題となる。他者(メンバー)のダイナミズムを阻害せず、環境メカニズムを機能させるためには過度の制度化は避けなければならない。ただし、ある適度の方向づけがなされなければ、意図的な間接性を機能させることはできない。このパラドクスに対応する組織概念として、ネットワーク組織のエコシステムを取り上げ、間接性の源泉としてエコシステムのガバナンス領域を創出した。この領域・境界での意図的・結果的な間接的アプローチとエコシステムの相互ダイナミズムが競争逆転の可能性を生み出すのである。, Article, 査読論文}, pages = {165--182}, title = {エコシステムにおける間接的アプローチ -ビジネスマネジメントとフィールドマネジメントの視点から-}, volume = {28}, year = {2017} }