@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00005718, author = {Tanaka, Hiroshi and 田中, 洋}, journal = {国際経営フォーラム}, month = {Dec}, note = {近現代ドイツ・スイスの詩人そして作家であるヘルマン・ヘッセ(1877-1962)は、日本において最も読まれている外国作家の一人である。1950年代、わが国は全集出版ブームを迎えており、ヘッセについても三笠書房、新潮社、人文書院の三社から同時期に翻訳全集が出版されていた。本稿ではこうした背景を踏まえ、50年代に三笠版の編集に携わった清田昌弘のエッセイ「ヘルマン・ヘッセ全集私記」を手がかりに、当時の出版業界をめぐる諸相に注目した。またドイツ・ズーアカンプ社から独文学者・井手賁夫に宛てられた書簡を元に、ヘッセの翻訳をめぐるその後の状況を整理した。井手は三笠版全集に訳者として携わり、後にズーアカンプと三笠書房の橋渡し役を担っていた。考察の結果、これまで不明点の多かった50年代の三笠書房の内情が明らかとなり、そして当時の全集出版競争がその後のヘッセ受容の在り方に少なからず影響を及ぼしたことが明らかにされた。, Article, 査読論文}, pages = {237--264}, title = {Die Hesse-Rezeption in Japan in den 1950er Jahren durch Essays, Verlagsgeschichte und Briefe}, volume = {27}, year = {2016} }