@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00005618, author = {海老澤, 栄一 and Ebizawa, Eiichi}, journal = {国際経営フォーラム}, month = {Jul}, note = {グローバル化社会は、先進国、途上国とを問わず、地球上のあらゆる国やそこで暮らす人々はもちろんのこと、企業や資源、環境、気候風土などにも種々の影響を与えている。本稿では企業の社会性に注目する。つまり企業の上位概念として社会を位置づけ、グローバル化された社会がどのような特徴をもち、企業や人々とどのようなかかわりをもつのかに焦点をあててみることにする。 グローバル化行動の固有の特性をその生成過程およびその後の発展過程から探る。具体的には表と陰の論理が入り混っている様子がみえてくる。特に資本の論理にもとづく企業行動がグローバル社会のなかで、当初予定していた目的達成の他に、強い影響力を駆使しながら次第に波及効果を作り出すことが可能になる。しかもその波及効果は直接の利害関係者だけでなく、広い意味でのグローバルな環境にまで影響を及ぼす。この過程が詳述される。 社会のグローバル化行動には、企業や消費者、住民のみならず、自然環境や資源なども関係する。その関係は、左から右あるいは上から下という一方的な関係でありながら、同時に右から左、あるいは下から上という一方的な関係でもあり、結果としては双方向の関係になる。環つまり“わ”を意識することの重要性が強調される。最終的には、社会を構成する基本単位、つまり“個”がそれぞれ固有の役割を果たし、そして相互に連動することが行動の原点になると結論づけられる。その行動ではグローバル化社会の環(わ)としてのヒトの動きが極めて重要な働きをする。ダイナミックな好循環をグローバル化社会に組み込むためには、自然と社会との調和やクローズドとオープンな仕組みの共存を初めとして、さまざまな多様性を取り込む勇気を共有することが肝要となる。杉林ではなく雑木林のような景観のほうが、不思議な魅力があり、生命力のあるしかも持続可能な仕組みをもつことになる。, Article, 特集/グローバル社会との接点}, pages = {1--22}, title = {グローバル化社会の光と影 -ヒトの役割からみた景観図式-}, volume = {21}, year = {2010} }