@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00005200, author = {福德, 貴朗}, issue = {43}, journal = {Project Paper}, month = {Mar}, note = {本論は、プロジェクト名である「絆」という語について考察を行うものである。 (公財)日本漢字能力検定協会が発表した2011年の今年の漢字に「絆」が選ばれ、例年通り、清水寺にて貫主が揮毫し、その姿が映像・写真に撮られ、多く報道された。「絆」が選ばれた理由は、2011年3月11日に起きた東日本大震災以降において、様々な場所で「絆」という語が使われ、1年を代表する漢字となったからである。 では、東日本大震災以前では、「絆」という語はどのような使われ方をしてきたのか。同じように、大きな震災が起きるたびに多用されてきたのだろうか。また、東日本大震災以前と以降で「絆」の語の意味や使われ方に変化はあったのだろうか。 本論では、これらの疑問に対して、新聞記事検索を行い、さらに抽出した新聞記事をデータベースとしてテキストマイニングソフトを使用し、定量的、定性的に分析を行い、考察した。その結果、「絆」という語が、新聞記事内において頻出したのは、東日本大震災以降であり、それ以前の大きな震災の前後ではこのような出現数の変化が見られなかったことが分かった。そこで、東日本大震災前後において、「絆」を含む新聞記事の共出現パターンを分析したところ、「絆」とともに新聞記事内で使用される語に明確な差異があることが分かった。本論では、その理由を、「絆」が使用される環境条件の変化、また、「絆」という語の意味、使われ方に変化があったという2つの視点で考察を行った。 使用したテキストマイニングソフトであるKH Coderの設定については、注に詳細に表記したので、今後の研究者の参考になることを期待する。, Departmental Bulletin Paper}, pages = {91--109}, title = {<Project Paper No.43> 第2部 「絆」を含む新聞記事のテキストマイニングによる傾向分析}, year = {2018} }