@techreport{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00002682, author = {小林, 潔 and Kobayashi, Kiyoshi}, month = {Dec}, note = {日本人学習者にとってのロシア語の国際性を論じる. 論じるにあたり, 外国語としてのロシア語の属性を挙げる. また, 現在の日本の非専攻課程のロシア語履修者の姿を念頭に置く.バイリンガル研究,CEFR の理念に留意し,国際語としての英語で用いられている枠組みも援用する. ロシア語の国際性をめぐって以下の5 点を挙げる. 1.ロシア語は日本人学習者が学習する複数の異言語の一つである.大言語で隣語であるが,英語の意味のような国際語ではない. 2. ロシア語の国際性を考えつつも,現時点でのロシア語学習に於いてはロシア人のロシア語,しかも標準語をモデルとするのが妥当である. 3. 国際性の理念から言えば,母語話者のロシア語を必ずしも教育・学習のターゲットとしなくても良い.ロシア語母語話者以外のロシア語もモデルにもターゲットにもなり得る. 4. しかし上記のことは目下,理念の話である.ロシア語が変わることができるか,ロシア語母語話者の意識が変わり, それを教育に反映できるかが問題で, 今後の推移次第である. 5.ロシア語教育を異文化理解の一つの扉にする.但し,ロシア語の国際性を言うなら,ロシア語をロシア文化への鍵のみと思ってはならない., Article, 平成23~26(2011~2014)年度科学研究費補助金採択課題研究成果報告論集 基盤研究(C)23520714 ロシア語の現在}, title = {03 学習者にとってロシア語の国際性とは何か -問題提起にかえて-}, year = {2014} }