@techreport{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00002671, author = {小林, 潔 and Kobayashi, Kiyoshi}, month = {Mar}, note = {現代の日本の大学においてロシア語は一部の専攻学科で学ぶだけのものではなく,普通の学生が気負いなく学ぶ言語である.大学のロシア語教育は何を教えるか,教育内容を明確にしておくことが現在より強く求められている.何をどこまで,その基準を示すのは教育機関の社会的責任であるし,ロシア語教師は教育機関という社会的な存在の中で語学教育という営みを行う以上,社会との様々な関わりを念頭に教育内容を練り上げる必要がある.またそれは具体的に教材という形で示されるものである. 他言語,諸国の教育に目を転じると,現在,様々に習得基準の策定が進んでいる.既に2001年には欧州評議会で『ヨーロッパ言語共通参照枠』(CEFR)が公開され日本の語学教育においてもその応用が進んでおり,日本語教育においても国際交流基金による非母語話者教育のスタンダードが示された.CEFRは,ロシア語教育に関しても,ロシア本国でも,また東アジア諸国でも参照されている. 上述の状況と先行する習得基準を踏まえて,われわれは,自らの教育現場を踏まえ,既存の教材を見直してみたい.すなわち,われわれが用いている初修ロシア語教科書をCEFR A1レベルに照らして位置づけてみる.このような位置づけは実際に可能であり,今後を考える基礎となる., Article, 平成20~22(2008~2010)年度科学研究費補助金採択課題研究成果報告論集 基盤研究(C) 20520530 習得基準とロシア語教育}, title = {04 ロシア語教材を見直す -非専攻課程習得基準の策定を念頭に-}, year = {2011} }