@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00002600, author = {青木, 萌 and Aoki, Moe}, journal = {神奈川大学大学院言語と文化論集}, month = {Feb}, note = {現代中国語における副詞“都”はこれまで多くの研究者によって論じられてきたが,袁毓林(2012:56)の「範囲副詞“都”は幾つかの命題を連言(conjunction)で結合する役割を果たす」という見解は他の研究者とは異なり論理的な分析を展開しているため,とても注目に値する。そこで本稿では,この袁毓林(2012:56)の見解を基に,より論理的な解析を行った。即ち,“都”は複数の命題内容を全て一つずつ連言で結合し,かつ,それらの連言を「累加連言」に変える役割を担っていると主張する。 また本稿では,論理的な視点から見ると,副詞“都”は,範囲副詞、語気副詞、時間副詞といった概念に囚われることなく,統一的な解釈が可能であることを提示する。 第一章では他の研究者による著作から副詞の“都”の用法が多様であることを確認した。第二章では袁毓林(2012:56)における記述から検討の余地があると思われる点を指摘し,新たな分析方法の導入を提示した。そして,第三章では,通常,範囲副詞と見なされる“都”を考察し,第四章では,通常,語気副詞と見なされる“都”を検討した。最後の第五章では,一般的に時間副詞と見なされがちな“都”に対して考察を試みた。考察方法は主に集合論(set theory)と命題論理(propositional logic)を運用した。, Article}, pages = {1--21}, title = {現代中国語の副詞“都”の意味と論理}, volume = {21}, year = {2015} }