@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00001929, author = {石積, 勝 and Ishizumi, Masaru}, journal = {国際経営論集}, month = {Mar}, note = {2001年9月11日、ニューヨーク、ワールド・トレードセンターに対するテロ攻撃に端を発したアフガン、イラク戦争は〈非対称の戦争〉と呼ばれる。そして、その〈非対称の戦争〉、即ち国家の枠組みを超えたテロ活動に対しての伝統的な国家による〈戦争〉は、あきらかにその限界を露呈している。暴力連鎖の世界状況の中で20世紀型〈国家〉も、その国家による〈戦争〉も根源的な思想的挑戦を受けている。これは、とりもなおさず、その20世紀型国家が依拠する政治思想もまた挑戦を受けているということである。 政治と政治思想のブレーク・スルーが待ち望まれる中で、ガンジーの平和思想と憲法第9条の持つ政治思想的意味を考えるひとつとの営みとして本稿は書かれている。 本稿ではまず筆者の問題意識について述べ、続いて元津田塾大学教授ダグラス・ラミス氏の手になる『ガンジーの危険な平和憲法案』について検討する。さらに20世紀型国家、すなわち「普通の国家」とはなにかについてのひとつの典型的な議論を紹介し、現下の世界情勢と「普通の国家」との相克について論じる。, Article}, pages = {1--15}, title = {「普通の国」のその先へ -ダグラス・ラミス著『ガンジーの危険な平和憲法案』と9条問題-}, volume = {39}, year = {2010} }