@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00014502, author = {Lovely, Esther}, issue = {204}, journal = {人文研究, Studies in humanities}, month = {Dec}, note = {本稿では、日本の帰国子女をフォーカスし、コミュニケーションと文化的なアイデンティティーの順応性に与える影響について考察する。外から見られる日本はよく文化の一致、同質社会として見られている。しかし、現在の日本の社会に色々なマイノリティーは存在している。そのマイノリティーの中に「Invisible」つまり、見分かれないマイノリティーもいる。子供時代に海外で生活したことのある帰国子女がそのようなマイノリティーの一つである。1980時代から父親の転勤で日本を発ち、数年間欧米国に移動する家族は多くいた。帰国子女は海外で学校を通い、外国語も覚え、海外の習慣、価値観にも影響される。海外にいる間、家族の人以外に日本人と交流できる機会がほぼなかった帰国子女もいた。それなので、海外に滞在する理由がなくなり、日本に帰国すると帰国子女はよく日本の文化的環境に順応することに問題を直面する。先行研究では帰国子女はリバースカルチャーショック(逆カルチャーショック)で苦労している人やバイカルチュアルの人として調査が行われた。Kanno(2000、2003)の行ったカナダで滞在した帰国子女の研究は二文化を持ち、文化的なアイデンティティーが矛盾しているという結果が出た。帰国子女はどのような方法で逆カルチャーショックを乗り越え、そして海外の経験がどのような影響を残ったことについて調査が求められる。先行研究では長期的なアプローチを利用する調査が割と少ない。又、帰国子女のアイデンティティーの変更におけるメカニズム、例えばコミュニケーションの影響、について調査も求められる。ということで本稿ではそう言ったメカニズムを表す目的としてケースストーリの形で研究参加者の帰国子女の一人の海外と帰国後の経験について示す。帰国から数年後でも海外で受け入れた知識と価値観がより深い印象が残された。コミュニケーションとして人と人の間に限らず、色々なメディアも影響を与えた。}, pages = {41--66}, title = {“Returnees’ cultural identity and communication : A case story”}, year = {2021} }