@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00013592, author = {森田, 重貴 and 嶋谷, 誠司}, issue = {31}, journal = {国際経営フォーラム}, month = {Dec}, note = {本研究では,バスケットボールの競技経験の少ない粗形態レベルの中学生の競技者を対象に,2対1のアウトナンバー攻撃を試行した.そこで,選手の動きから内省報告,動感分析及び認知的トレーニングを実施した際の,選手の行動変容や状況判断力向上に関する基礎的資料を得ることを目的とした. 今回の試行における内省報告,動感分析及び認知的トレーニング,被験者の内省報告から以下の点が示唆された.①競技経験の少ない粗形態の技術レベルの低い選手であっても,認知的トレーニング及び内省報告を行うことによってミスプレイの減少やショット成功率は向上する.②競技経験の少ない粗形態の技術レベルの低い選手であっても,認知的トレーニングを行うことでミスプレイが減少し,状況判断力向上に効果がある.③競技経験の少ない粗形態の技術レベルの低い選手であっても、選手自身の内省報告,動感分析を行うことでミスプレイの原因が明確になり,意識的,意図的に実践トレーニングを行うことが可能となり,プレイが改善され状況判断力向上に効果がある. また,2対1のアウトナンバー攻撃における状況判断力を向上させるために,認知的トレーニング及び動感分析は,被験者自身が具体的な改善点や修正点を明確にすることができ,結果的にミスプレイを減少させ,状況判断向上に関係していることが示された.そして,認知的トレーニングを行ったことで,被験者が状況判断を誤った直接的な原因を本人が認識することができた.その後直接的な原因を改善すべくトレーニングを提案し実行することで,適切な状況判断が遂行されるようになることがわかった.また,状況判断向上を目的にトレーニングを行う際に「競技行為の遂行・指示をいかに速く行うか」が重要であるが,認知的トレーニングを行ったことで非ボール保持の段階において,ボール保持局面になったとき,どのようなプレイを遂行すればよいかを事前に準備できるようになり,時間稼ぎのドリブルを使うことなく素早く状況判断を行い,ショットの場面を創造することができるようになったと思われる., Departmental Bulletin Paper, 研究論文}, pages = {301--323}, title = {ボールゲームにおける認知的トレーニングの有効性についての研究 -粗形態レベルのバスケットボール競技者における2対1のアウトナンバー攻撃の状況判断に着目して-}, year = {2020} }