@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00013303, author = {畑中, 邦道}, issue = {30}, journal = {国際経営フォーラム}, month = {Dec}, note = {事業経営をとりまく環境には、加速するITインフラの浸透と、AIの実 用化、ロボット技術の革新、グローバル化する金融、国家単位の政治権 益、格差社会の拡大、等による、変化点がみられる。経営は内部環境であ る組織を環境適応させるべく、外部環境の変化を洞察し戦略的な計画を実 践しているが、フレームワーク思考から時代を展望するには限界が見えて きた。事業は外部環境の外縁にある自然、イデオロギー、地政学的な環境 の影響を受け始めている。ITの技術と市場はグローバルな寡占化を促進 している。線形的な生産性向上策や単純な習熟曲線に頼る戦略思考は通用 しなくなった。セグメンテーションの細分化や統計手法による経営手法だ けではプラットフォームビジネスに勝てなくなった。需要と供給という量 の経済学的思考は終焉し、行動科学という質の経営戦略を生み出した。消費者は便益の対価として自覚なしに個人情報をプラットフォーマーに提供 することで、個人への情報提供の最適化がなされているという錯覚を起こ している。SNS上のデータの氾濫は、ポピュリズム化と独占化を促し、民 主主義の崩壊をも想像させる。事業経営の現場には、人間的直感の洞察を、より必要とし始めている。, Departmental Bulletin Paper, 特集/令和時代の展望}, pages = {1--68}, title = {時代への洞察と事業環境}, year = {2019} }