@article{oai:kanagawa-u.repo.nii.ac.jp:00012485, author = {鈴木, そよ子}, issue = {29}, journal = {国際経営フォーラム}, month = {Dec}, note = {自由ヴァルドルフ学校は、1919年にドイツのシュトゥットガルトにおいて設立された。2017年現在では、1092校を数える。本稿では、ヴァルドルフ学校の指導者ルドルフ・シュタイナーの子ども観のうち、発達の段階と課題、そして、気質の観点からそれぞれの特徴と働きかけ方について考察する。 シュタイナーは、子どもの発達段階を3期に分けて捉えている。 第一期:誕生から歯の生え替わる時期まで(およそ0 ~ 7歳) 第二期:歯の生え替わる時期から性的成熟期まで(およそ7 ~ 14歳) 第三期:性的成熟期以降(およそ14~ 21歳) シュタイナーの発達観によれば、第一期には想像力を豊かにすること、第二期には訓練された想像力の基盤に立って、感情・意志などの心的諸力を豊かにすることが十分なされて初めて、第三期に入ったのち、悟性概念を用いた的確な思考・判断が可能になるのである。 また、シュタイナーは、気質学の観点から子どもを把握するが、多血質、憂鬱質、粘液質、胆汁質の四気質が個々の性格を構成していると捉える。教師に求められた、子ども理解及び子どもへの働きかけ方は3点にまとめられる。 第一点は、四気質の特徴を把握すること。 第二点は、教師自身が子どもの中で、優位を占めている気質を受け入れることによって、気質の短所を長所に変えていくこと。第三点は、教師自身の働きかけと並行して、子どもたち同士の影響力・同化力を十分に活かすためのグループ作りを工夫すること。, Departmental Bulletin Paper, 研究論文}, pages = {121--140}, title = {R.シュタイナーの子ども観 -発達と気質の側面から-}, year = {2018} }