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          <dc:title>中国講談『評書三国演義・美女連環の計』の芸能学的研究</dc:title>
          <dc:title>Research on the Art of Chinese Story-telling of A Beautiful Accomplice to a Tyrannicide in Sanguozhiyanyi</dc:title>
          <dc:creator>吉川, 良和</dc:creator>
          <dc:creator>キッカワ, ヨシカズ</dc:creator>
          <dc:description>中国では北宋（960～1279）期の演芸場で，「三国読み」の講談師・霍四究がすでに活躍していた。だから，講談「三国志」はじつに長い歴史をもっていることを知る。それは歴代の講談師が工夫を重ねて研き，今日に伝えていることをも物語っている。往事の中国では識字率が極めて低かった。それでも，庶民たちが「三国物」の人物や事件が，目に見え，耳に聞こえるように思えたのは，講談と芝居のお蔭である。その中国講談では，北京のものを「評書」という。その芸態はほぼ日本の講談に似ているが，張扇の代わりに，マッチ箱大の固い木製の「醒木」を打つ。
　中国の講談は，「水滸伝」を得意とする者など，各種得意演目があって，南京の康重華のように，代々「三国読み」の家もある。本論では北京の評書演者・連闊如の伝本『評書三国演義・漢末風雲』を定本とし，話の筋立てにそって，使われている技法を明らかにせんと試みた。「三国志物」は元代以降，印刷本が出たが，決定的な小説の刊本は，明代16 世紀中頃の羅貫中撰『三国志通俗演義』で，後世最も人気のあるものだ。連闊如の評書もこの本の影響を受け，参考としている処も少なくない。だが，羅貫中本はあくまでも目で文字をたどる「読者」を相手に想定したもので，目で読んで理解できても，読みあげたものを，聴客の耳だけでは分からない処も多々ある。しかも，歴代の聴客は非識字者が多い。そこで，連闊如は羅貫中本を参考にしながらも，それをかみ砕き，補足し，物語を盛り上げる聴覚芸術に仕立てているのである。
　筆者は評書の技法を，①物語の順に述べていく「正筆」技法，②後からある事柄の典故・原因などの説明をする「倒筆」技法，③話の間に説明などを挿入する「挿筆」技法，④伏線を敷く「伏筆」技法，後で起こる出来事を徐々に醸し出す「暗筆」技法，⑤挿筆に似るが語彙に若干の説明を入れる「補筆」技法，⑥突如驚くべき事態を現出させてくる「驚人筆」技法。この「評書技法」6種に，説唱用語も加えて分析を試みた。その結果，羅貫中の『三国志演義』が有していた董卓謀殺事件への人間の言動が，評書芸能のとくに「驚人筆」を使った「暗筆」技法によっていることが闡明された。
　もともと，羅貫中本はじつによく仕組まれている。連闊如の「連環の計」の段は，「私怨」を搔き立て，「国家の大義」を貫くという，構造の上になりたっている。けれども，これは単なる私欲の争いではなく，さらに中国人の道徳心をも加えた智闘が繰り広げられているのだ。謀殺される悪徳人物は当然単純な表現に陥りやすいが，首謀者，協力者，利用される者，その各人物が生き生きと血がかよい，まさにその姿が見え，その声が聞こえるごとくである。この点が，この評書の最大の魅力で，連闊如は諸技法を最大限に駆使して語っている。
　今回は長篇「三国志物」の一部「連環の計」の段だけを扱ったので，「開臉」のような初登場の人物の身なりの描写に関して詳述できなかった。また，「場景表白」もこの段だけなので，いささか少ない嫌いもある。稿を改めて，別の大段落「柁子」を扱うことで，さらに評書芸術の技法を掘りさげて研究する所存である。</dc:description>
          <dc:description>departmental bulletin paper</dc:description>
          <dc:publisher>神奈川大学人文学研究所</dc:publisher>
          <dc:publisher>The Institute for Humanities Research. Kanagawa University</dc:publisher>
          <dc:date>2025-03-14</dc:date>
          <dc:type>VoR</dc:type>
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          <dc:identifier>人文学研究所報</dc:identifier>
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          <dc:identifier>Bulletin of the Institute for Humanities Resarch</dc:identifier>
          <dc:identifier>AN00122854</dc:identifier>
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          <dc:identifier>https://doi.org/10.24792/0002001310</dc:identifier>
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